秋華賞(GT)  京都 芝2000m 2003年10月19日
予想 馬  名 斤量 騎手 性齢
  トーセンリリー 55 藤 田 牝3
  ピースオブワールド 55 福 永 牝3
  オースミハルカ 55 川 島 牝3
  メイショウバトラー 55 武 幸 牝3
  マイネサマンサ 55 大 西 牝3
  レマーズガール 55 佐藤哲 牝3
  ヤマニンスフィアー 55 二本柳 牝3
レンドフェリーチェ 55 中 舘 牝3
  チューニー 55 後 藤 牝3
  10 アドマイヤグルーヴ 55 武 豊 牝3
  11 メモリーキアヌ 55 角 田 牝3
  12 ミルフィオリ 55 柴 原 牝3
  13 スターリーヘヴン 55 池 添 牝3
  14 ヤマカツリリー 55 安藤勝 牝3
  15 タンザナイト 55 秋 山 牝3
16 ベストアルバム 55 渡 辺 牝3
17 スティルインラブ 55 牝3
  18 タイムウィルテル 55 吉 田 牝3
レース情報
 その他の登録馬ヘヴンリーロマンス

 

レース展開
 内枠に先行馬が集まり、先行争いが激しくなり、そこへヤマカツリリーが逃げるとなるとHペースは必至だ。しかし、スタートの直線は、それほど長くないので、前走で逃げて好走しているヤマカツリリーに騎乗する安藤勝騎手がどのように騎乗するかが注目となる。内にトーセンリリーがいるが、藤田騎手に乗り替わることを考えると無理な逃げはしてこないかもしれない。それと同じく前走で逃げて勝っているオースミハルカは、無理な逃げはしないと思うが、行く馬がいなければ同じような戦法をとるだろう。大西騎手に乗り替わっている休み明けのマイネサマンサもわざわざ大西騎手を関西に呼び寄せているだけに変なたくらみを考えているかもしれない。いずれにせよ、Sペースというのは考えにくい展開だ。スティルインラブは外枠でスタートの直線が短いことを考えると先行しにくいが、内がぽっかり空く可能性があり、スムーズに先団の後ろにつけられるかもしれない。逆にアドマイヤグルーヴはスタートが悪いという意識からあまりスタートよく飛び出してしまうとHペースに巻き込まれる危険もある。かといって出遅れても致命的になるため難しいところだ。そういうことを考えると波乱の要素が多く含まれているレースといえるだろう。

   ←M−−@(BD)(CENP)QA−G−I(JKL)OHF

 

レース予想
 本命はベストアルバム。厩舎サイドもかなりの器とみているも無理使いせず、ここでようやくGTに出走することができた。オークスにも登録しており、オークス前に無理な使い方をして出走権を得ようとしなかったところにも好感がもてる。ローズSでは勝つことはできなかったが、次につながるレースをした。馬体を見ても牝馬にしては貫禄があり、まだまだ成長する余地を残しているので、中距離牝馬戦線での主役になりうる存在だと思っている。2番手にはレンドフェリーチェ。前走は、後方からの競馬となったが、そこでいい末脚を持っていることがわかったので、今回も中団あたりで待機して直線勝負にかけるだろう。マーメイドSでは、古馬相手に逃げてある程度粘って結果を出しているだけに追走に苦しむことはない。おそらく前崩れの展開になると見ているので、ベストアルバムに続く形で末脚を発揮してくれるのではないかと思う。3番手に3冠がかかっているスティルインラブ。もちろん能力はNo.1だと思っているが、厩舎サイドが余裕をこきすぎているように思う。前走は22kg増ということでやや太いとは思うが、成長分の方が大きいと思う。しかし、それだけ成長するということは、それだけ脚力もパワーアップしなければならない。調教でもタイムが出ているが、息という点で心配している。タイムが出すぎているので、もう少し余裕を持った調教なら息がもつのではないかと思う。このHペースで前半走りすぎて最後で微妙なところで交わされてしまう恐れもある。アドマイヤグルーヴは、ローズSで気性が解消されたかに思われるが、ここはGT。スタートはゴール目前のスタンド前。この短期間で100%平常心でレースに望めるようになっているとは思えない。ここは思い切って切ってみる。
単勝 複勝 枠連 馬連 馬単 三連複 ワイド
O     G−O O→G G−O−P  
      O−P O→P    
      G−P      

 

全着順予想&結果
    予想       結果    
馬 名   馬 名 タイム
T 16 ベストアルバム T 17 スティルインラブ 1.59.1  
U レンドフェリーチェ U   10 アドマイヤグルーヴ 1.59.2 3/4
V 17 スティルインラブ V   14 ヤマカツリリー 1.59.2 クビ
W 18 タイムウィルテル W   ピースオブワールド 1.59.3 クビ
X メイショウバトラー X   マイネサマンサ 1.59.3 ハナ
Y 10 アドマイヤグルーヴ Y   オースミハルカ 1.59.4 1/2
Z 13 スターリーヘヴン Z   メイショウバトラー 1.59.5 クビ
[ チューニー [   11 メモリーキアヌ 1.59.7 1 1/2
\ 14 ヤマカツリリー \ レンドフェリーチェ 1.59.8 1/2
] ピースオブワールド ]   ヤマニンスフィアー 1.59.9 1/2
11 ヤマニンスフィアー 11   12 ミルフィオリ 2.00.0 1/2
12 12 ミルフィオリ 12   13 スターリーヘヴン 2.00.0 クビ
13 オースミハルカ 13   チューニー 2.00.1 クビ
14 11 メモリーキアヌ 14   18 タイムウィルテル 2.00.4 2
15 マイネサマンサ 15   15 タンザナイト 2.02.0 10
16 トーセンリリー 16   レマーズガール 2.02.2 1 1/4
17 レマーズガール 17 16 ベストアルバム 2.02.5 1 3/4
18 15 タンザナイト 18   トーセンリリー 2.03.9 9
 17年ぶりの牝馬3冠達成だ!マイネサマンサが逃げ、速くもなく、遅くもないペースだったが、道中はあまり緩みがなかった。スティルインラブは中団やや後ろを追走し、アドマイヤグルーヴは、それをマークするように追走。スティルインラブから仕掛け、直線では、アドマイヤグルーヴが迫ってきていたが、少し余裕があり、完勝といっていいだろう。牝馬3冠すべて2番人気と人気3冠はアドマイヤグルーヴに渡したが、ここは実力の世界、スティルインラブの血統が悪いというわけではないが、血に勝ったってところだろうか。このあとのエリザベス女王杯も楽しみだ。恐るべきノースヒルズ。