桜花賞(GT)  阪神 芝1600m 2003年4月13日
予想 馬  名 斤量 騎手 性齢
  レイナワルツ 55 福 永 牝3
  メイプルロード 55 渡 辺 牝3
  センターアンジェロ 55 蛯 名 牝3
  チューニー 55 デムーロ 牝3
  ヘイセイピカイチ 55 加 藤 牝3
  オカノハーモニー 55 熊 沢 牝3
ヤマカツリリー 55 安藤勝 牝3
モンパルナス 55 松永幹 牝3
スティルインラブ 55 牝3
  10 トーホウアスカ 55 岩田康 牝3
11 オースミハルカ 55 藤 田 牝3
  12 チアズメッセージ 55 吉田稔 牝3
  13 シーイズトウショウ 55 池 添 牝3
  14 アドマイヤグルーヴ 55 武 豊 牝3
15 マイネヌーヴェル 55 横山典 牝3
  16 ホワイトカーニバル 55 小 野 牝3
  17 ワナ 55 四 位 牝3
  18 ヤマニンスフィアー 55 二本柳 牝3
レース情報
その他の登録馬アフレタータ、エリモルミナス、エルダンジュ、グランドサファイヤ、シェリール、マイネサマンサ、マコトマンリョウ、ミルフィオリ、ユキノスイトピー

 

レース展開
 一応逃げはモンパルナスが予想されるが、外からホワイトカーニバルがジュベナイルフィリーズと同様かかる可能性がある。しかし、大歓声の中行われ馬が気負うので、どちらにせよHペースは必至だろう。その後、好位にヤマカツリリーがつけ、オースミハルカが前を見る形、スティルインラブは中団に位置するだろう。アドマイヤグルーヴ、マイネヌーヴェルは外枠なので、無理をしない限り、必然的に後方に位置する。スピードを兼ね備えていないとこのレースを制覇することはできない。

   ←GF(@L)(JO)I(DH)(BCK)(AEM)(NP)Q

 

レース予想
 本命はスティルインラブ。この馬の末脚はこのクラスならかなりの斬れをみせる。前走のチューリップ賞では、2着に敗れたものの、直線ではなかなか前が開かず、残り1ハロン切ったところでようやく外に出し、3馬身ぐらいあった差を一気に詰めてきての2着というのは、かなりの器と見る。普通ならそこで壁になったところで終わっているところだが、幸騎手の判断が遅かったのもかかわらず、見せ場をつくれたのは大きい。かといってスティルインラブを差し切られなかったオースミハルカの成長も大きい。阪神JFでは7着と敗れたもののそのときの状態と比べて、筋肉もつき安定した走りができるようになっている。スティルインラブを敗れるとしたらチューリップ賞の再現でこの馬しかいないと思う。安藤勝巳騎手騎乗のヤマカツリリーも侮れない。前走のフィリーズレビューも楽な手応えでモンパルナスを差しきった。今回もモンパルナスの逃げが予想されるため、ペースもちょうどよく折り合いもスムーズに行くだろう。アドマイヤグルーヴマイネヌーヴェルはオークス向き。能力はあるが、ここははずしておく。
単勝 複勝 枠連 馬連 馬単 三連複 ワイド
H     H−J H→J F−H−J  
        H→F H−J−N  
          G−H−J  

 

全着順予想&結果
    予想       結果  
馬 名   馬 名 タイム  
T スティルインラブ T スティルインラブ 1.33.9  
U 11 オースミハルカ U   13 シーイズトウショウ 1.34.1 1 1/2
V ヤマカツリリー V   14 アドマイヤグルーヴ 1.34.2 1/2
W 15 マイネヌーヴェル W ヤマカツリリー 1.34.3 3/4
X モンパルナス X モンパルナス 1.34.3 アタマ
Y 14 アドマイヤグルーヴ Y 11 オースミハルカ 1.34.5 1 1/4
Z 12 チアズメッセージ Z   ヘイセイピカイチ 1.34.6 1/2
[ メイプルロード [   10 トーホウアスカ 1.34.7 1/2
\ チューニー \   センターアンジェロ 1.34.8 3/4
] センターアンジェロ ] 15 マイネヌーヴェル 1.34.9 1/2
11 13 シーイズトウショウ 11   16 ホワイトカーニバル 1.34.9 クビ
12 18 ヤマニンスフィアー 12   チューニー 1.35.0 クビ
13 16 ホワイトカーニバル 13   18 ヤマニンスフィアー 1.35.1 3/4
14 10 トーホウアスカ 14   レイナワルツ 1.35.2 クビ
15 ヘイセイピカイチ 15   17 ワナ 1.35.6 2 1/2
16 17 ワナ 16   オカノハーモニー 1.36.0 2 1/2
17 レイナワルツ 17   12 チアズメッセージ 1.36.3 2
18 オカノハーモニー   メイプルロード
 スティルインラブはスタートよく好位につけ、無理なく追走し、直線抜け出し快勝した。ペースは速くもなく、遅くもないペースだったので、うまく折り合いもついたのではないか。他馬で折り合いをかく馬がいたが、このペースで折り合いを欠くようなら短距離向きなのだろう。アドマイヤグルーヴは、おそらく外から普通にスタートを切ってしまうとコーナーで外に回らされるのを恐れ、意識的に出遅れたのであろう。これは、2,3日前から考えていたことで、気になった武豊騎手のコメントで出遅れたことのなく、うまく好位につけレースをしていたアドマイヤグルーヴのことをスタートがあまりよくないと言っていたのが印象的で、これはひそかに予告していたものだったのではないかと思っている。逆にあそこで普通にスタートを切ってしまったら行き脚がついてしまい、次のオークスにも響いてしまう。その点を考えるとマイネヌーヴェルは不安であろう。このレース内容を見るとオークスはアドマイヤグルーヴで決まりといってもいいだろう。ヤマカツリリーは道中もたれる感じがあり、うまく折り合いがつかなかったのではないか。オースミハルカはかかっているにもかかわらず、藤田騎手が勝ちを意識しすぎているのか追いどうしでどうしようもなかった。