宝塚記念(GT)  阪神 芝2200m  2001年6月23日
予想 馬 名 斤量 騎 手 性齢
  ローエングリン 53 横山典 牡3
  テンザンセイザ 58 四 位 牡4
ダンツフレーム 58 藤 田 牡4
エアシャカール 58 デザーモ 牡5
  マチカネキンノホシ 58 岡 部 牡6
  フサイチランハート 58 江田照 牡5
  トウカイオーザ 58 熊 沢 牡5
  ホットシークレット 58 柴田善 セン6
  ツルマルボーイ 58 河 内 牡4
  10 ミツアキサイレンス 58 川 原 牡5
  11 アクティブバイオ 58 後 藤 牡5
12 トウカイポイント 58 小林淳 セン6

 

馬名 勝ちパターン 適距離 実績 調教
アクティブバイオ 後方から長め捲くり差し 2400m〜2800m
エアシャカール 後方から追い込み 2000m〜2200m
ダンツフレーム Mペースで後方から差し 1800m〜2200m
ツルマルボーイ Mペースで後方から差し切り 2200m〜2500m
テンザンセイザ 後方からまくりぎみ差し 2000m〜2200m
トウカイオーザ Mペースで後方から差し切り 2400m〜2500m
トウカイポイント ややHペースで後方差し切り 1800m〜2200m
フサイチランハート S〜Mペースで後方から差し切り 2200m〜2500m
ホットシークレット 逃げ切りか楽に好位抜け出し 2200m〜3600m
マチカネキンノホシ かからなければ中団差し 2200m〜2500m
ミツアキサイレンス Sペースで中団前め差し 1800m〜2200m
ローエングリン マイペースで逃げ切り 1800m〜2200m

 

レース展開
 まず、ローエングリンが後続馬を早めに突き離して楽に折り合いがつけられる状況をつくる。ホットシークレットは無理な深追いをせず2番手につける。逆にマチカネキンノホシは、前残りを恐れ、早めに前につける。ダンツフレームは、楽に先行集団につける。中団にはトウカイポイントが追走。後方にはツルマルボーイ、エアシャカールが待機し、フサイチランハートは最後方に位置する。馬場がよく、ペースがタイム的に速くても先行した馬がばてない展開になりかねないので、ローエングリンのペースに惑わされずに前を追走できるか、また、まえを気にしてマチカネキンノホシ騎乗の岡部騎手の動向も気になるところか。その動きによっては、先行集団が早めに前を捕らえる形となり、早め先頭に立った馬は、粘り強さが必要になる。ここら辺の仕掛けどころで前が残るか、後ろが来るか決まってくるだろう。ローエングリンの53kgというのもポイントとなる。

   ←@−−−−−−−G(DI)(BJ)K−−−(AFH)CE

 

レース予想
 本命は、ダンツフレーム。最近は短距離での出走が中心であったが、2200mの距離が合っているのではないか。クラシック戦線では、ジャングルポケットなどの影に隠れていたが、その能力は、それほど劣ることもなく、常に上位に来ていた。山内厩舎ということで成長力という面で懸念されているが、この厩舎にしては大事に使われている分、成長の余地を残している。安田記念での2着というのが成長している証拠とも言えるのではないか。ジャングルポケット、マンハッタンカフェ、サンライズペガサス、エアエミネム、クロフネ、アグネスタキオンがいない今ならGTを獲ってもおかしくないくらいの実力をもっている。これは順調に使われている強みであろう。

 対抗にはエアシャカール。昨年の1年間を見ているとよくここまで復調してきたと思うほど、調子は上がっている。いつも重い斤量を背負って出走しているので、みんな同じ斤量でこの距離を走るのは有利に働くのではないか。デザーモ騎乗というのも心強い。そろそろクラシック2冠馬の意地を見せておきたいところだ。

 不気味な1頭はトウカイポイント。開催替わりの時計の速い馬場というのは、昨年のカブトヤマ記念と3月の中山記念と好走している。今の阪神の馬場も時計が速く、先週の三田特別(阪神2200m)で1000万下にもかかわらずレコードが出ている。この馬がある程度前で追走し、末脚を生かせれば、前の馬を差し切って勝ってしまう可能性もあるのではないかと思う。調子も上がっており、恐い存在だ。ツルマルボーイは、金鯱賞ではエアシャカールを差し切っていて、特にはずす要素はないのだが、追い込みにはエアシャカールがいるし、展開も後ろの方が苦しいとみて、配当的にも魅力が無さそうなので、はずしておく。

   B−C   B−K

 

全着順予想&結果
    予想       結果    
馬 名   馬 名 タイム
T ダンツフレーム T ダンツフレーム 2.12.9  
U エアシャカール U   ツルマルボーイ 2.12.9 クビ
V 12 トウカイポイント V   ローエングリン 2.13.1 1 1/4
W ツルマルボーイ W エアシャカール 2.13.2 3/4
X ローエングリン X   マチカネキンノホシ 2.13.2 ハナ
Y フサイチランハート Y   11 アクティブバイオ 2.13.3 3/4
Z マチカネキンノホシ Z   テンザンセイザ 2.13.4 1/2
[ 11 アクティブバイオ [   トウカイオーザ 2.13.4 ハナ
\ テンザンセイザ \   ホットシークレット 2.13.7 1 3/4
] トウカイオーザ ] 12 トウカイポイント 2.14.1 2 1/2
11 10 ミツアキサイレンス 11   10 ミツアキサイレンス 2.14.1 ハナ
12 ホットシークレット 12   フサイチランハート 2.14.2 1/2
 ローエングリンがうまくペースダウンしてスローでレースが流れた。勝ったダンツフレームはスタートよく飛び出し、うまく好位につけた。エアシャカールが早めに仕掛け、前を早めに捕らえる形となったが、エアシャカールにとってはマイナスだった。ローエングリンにとっても多少マイナスであったが、よく粘っている。こうなると長くいい末脚を使える馬が来る展開となり、勝負が決まった。